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<<   作成日時 : 2010/02/11 00:23   >>

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おらがやらせる作業は,第一に,問題文の形式段落に番号をふらせること。これにより,論理も追いやすくなる。
第二に,題名に線引きをさせること。題名から内容の推測がつくことも多いからだ。
第三に,設問に軽く目を通させる。特に,書き抜き問題と穴埋め問題は意識させる。
第四に,ようやく問題文を読ませる。その際には線を引かせるのだが,話題・筆者の意見・キーワードには必ず線を引けと指示する。そして,読みながらすぐにできる設問は解けと指示する。書き抜き問題とか,穴埋め問題とか,漢字問題だ。但し,漢字はわからなければすぐにあきらめろと言っている。

そして,必ず出るのが記述問題。生徒の日本語力を試すのにもってこいだからだ。
ここで差がつくのだが,低学力の生徒ほど,これをあきらめて全く書かない。書けないというのもあるが,最初からあきらめるやつも多いのだ。しかし,白紙だとがっつり点が落ちるので,おらは「とにかく書いてこい」と言っている。とはいえ,何をどう書いていいのかわからないという生徒も多いので(本来,講習会などを通じて何度も書き方の指導をしているのだが…),改めて手とり足とりをしなければならないのが現実。

以下は,おらが生徒に配布したプリントの内容。

【記述問題マニュアル】

〈 形 式 面〉
1 字数
 ⑴ 指定字数の80%以上、できれば90%以上で書く
 ⑵ 「〜字程度で書け」という指定の場合は、基になる字数のプラスマイナス一割以内で書く(ただし、「十字程度」の場合は当てはまらない)。
2 設問の指定条件に注意…(例)「一文で書け」、「二文以上で書け」、「ていねいな表現で書け」
3 答えの文末に注意
 ⑴ 「〜はなぜか」「〜はどうしてか」…「〜から。」「〜ので。」などの理由を説明する書き方にする。
 ⑵ 「〜はどういうことか」…「〜(という)こと。」と答える。「どんな様子か」「どんな気持ちか」
   「どんな点か」の場合は、「〜様子。」「〜気持ち。」「〜点。」と答える。
4 答えの中では原則として指示語を使わない
   →指示語が答えの部分にあるときは、その指している具体的な表現に置きかえること。
5 指定字数が百字以内ならば、指定がない限り、一文で書く

〈 内 容 面〉
1 問いのポイント(問われていること)を正確につかむ
○二つか三つのポイントからなっていることが多い。
○問われているポイントごとに[    ]でくくって目立たせる。さらに[   ]のはしに@、Aというように番号をつける。
2 問題文から答えになりそうな箇所(中心段落)を探し、線を引く
  ○設問に指示があれば、もちろんそこから探す。 (例)「第七段落の言葉を使って」
  ○設問文と同じ表現または似た表現が書いてある段落から探す。
○指定語句があれば、それが書いてある箇所を探す。そして、指定語句の前後を探す。
○線を引いた箇所に、設問文につけた@、Aという番号をふる。
3 まとめる
@答えになりそうな箇所をそのまま書いたのでは字数オーバーになるのが普通。
 では、どうやって字数を削るのか。
○余分な修飾語をはぶく。 (例) 「非常に困難なことだ。」→「困難なことだ。」
○同じ言葉をはぶく。
 ○長い言葉を短い言葉に置きかえる。 
 ○問題文に書いてある表現をはぶく。
A読み返す…誤字・脱字がないか、指定語句を使っているか、日本語として通じるか、語尾が設問の指定に対応しているか、など。



国語に関して最も苦労するのは,文章をきちんと理解できない生徒が多々いること。問題文の意味どころか,設問文の意味も理解できないという生徒が少なくない。そして,このような生徒にほぼ共通するのが,最初から文章を読むのを諦めるというか読む気がないということ。
受験を目前に控えたこの時期ですらそうなのだ。
親御さんたちには,自分の子どもがそうであるかどうかにかかわらず,現状を認識していただきたい。
そして,小学生の子どもをお持ちなら,そうなる前に,勉強や読書の習慣をつけていただきたい。中学生になってからでは,ほぼ修正不可能なのだ。2月9日付の北海道新聞の朝刊の記事で,ある中学校の先生が「小学校のうちに家庭学習の習慣をつけておかないと,中学に入ってからが大変だということを日々の指導の中で痛感している」とおっしゃっているが,まさにその通りなのだ。これは,教師・塾講師を問わず,現場にいる者の実感。

また,数年前までは,受験直前に,勉強をしてこなかったことへの後悔の言葉を口にする生徒がけっこういたが,最近は,それすらも聞かなくなってきた。
受験はいやだと言いつつ,何も勉強しない。本人なりに葛藤があるのかもしれないが,とにかく目の前のいやなできごとを何とかやり過ごそうという,「逃げ」に走る子どもが増えてきた。
誰が悪いという単純なことを言うつもりはないが,小学校までは,疑いもなく,家庭の責任が大きい。

以前のブログ記事でも愚痴ったけど,このような生徒たちを何とかしたいという思いの中で,こちらもがんばっているのですよ。

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